小さな箱から脱出する方法~直面する無数の限界感を突破する自分の育て方

想いを込めた言葉の力が「人を救う」と信じています。中卒→ニート→転職→鬱で3年休職→現在は大手小売業の管理職。 人生で得た知識とスキルをアウトプットし共有するブログです。

「ニーズ」とは何かを難しく考えて、かみ砕き単純にしてみた話。

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人一番「考える」ことと「話すこと」を仕事に持ち込むことが好きです。

 

なんて言うと「みんなそうだよ」って反発を食らってしまいそうですが、「労働」が生計を立てる唯一の手段とするならば「心・想いなく目の前の作業をこなす」時間が圧倒的に多くて、「時間」の対価として「お金」を貰う生活が毎日毎日続いていきます。

 

頭脳労働(これを労働と言えるか)は、「知識や思考術」と「決断力」を掛け合わせて、「時間」ではなくて「成果」を「お金」の対価にしています。

 

そうなりたいものだ。

 

「カルピスの原液を売る」ような仕事がしてみたい。

原液さえあれば、薄めることで「自分の仕事」を広められる。

 

本質は何も変わらない。複製によるビジネス。

 

冒頭の「人一番「考える」ことと「話すこと」を仕事に持ち込むことが好きです。」と言うのは、僕はどちらかと言うと「従来の労働」を地で行かざるを得ない状況の中で、「頭脳労働」にシフトすることを将来設計として描きながら働いていると言うことです。

 

これもまた「みんなそうだよ」って反発を食らってしまいそうですが。。。。百々めぐりは続く。

 

さて、「ニーズとは何か」と言うお話です。

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このエントリーで詳しく書いていますが、「人間が感じる満たされないこと」がニーズで、そこにアプローチをして、ことを上手く運ぼうとすること(価値の創造)がマーケティングです。

 

そのマーケティングの戦略の中で重要なのが「相手が一番ピンとくる情報を伝える」ことだと、今日、部下とのコミュニケーションの中で整理できました。

 

それがイカ(墨ブラックシーフードビッグ)です

 

例題)

「2種類の資材を発注してください」と資材管理部署の僕が受けたとします。

 

あいにく「夏休み期間」が控えているので「通常通りの発注ができるものと出来ない」ことが生じてしまいます。

 

幸いにも2種類の資材とも発注は通りましたが、やっぱり到着日が異なるようです。

「発注」としての作業は完了しましたが、この情報を誰(上司・同僚・依頼主)にどう整理して伝達しておけば、「万が一自分が不在の時の対応も円滑にいく」でしょうか。

 

 

 

シンキングタイム:3分

 

 

 

 

 

 

 

**

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

 

解答)

上司には「2つの商品を発注しました。経費は◎◎円かかります。来月の経費です」

 

同僚には「2つの商品を発注しました。1つは◎月×日、もう1つは△月◎日に届きます。届いたら依頼主に渡してください。」

 

依頼主には「2つの商品の到着日について連絡します。1つは◎月×日、もう1つは△月◎日です。着荷次第お届けします」

 

いかがでしょうか。

それぞれに立場で同じ出来事「発注した商品が届く」でも欲しい情報が違います。

上司は「経費」

同僚は「着荷日とお届け先」

依頼主は「着荷日と受け取り方法」

 

全然、興味と言うか関係することがらが立場によって違うことがおわかりいただけたでしょう。

 

当事者は実際にこれにしか興味はないし、ほかの情報を聞いたところで「お、おう。。。(で?)」と反応するレベルです。

 

小さいけど、大きな発見しました。

 

部下に感謝。

 

mission complete!

ご存知ですか?「リワークプログラム」。休職から社会復帰に助走をつける最適な方法。

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着地点は苦手克服ではない

苦手なことを認めたうえで

生き抜く術を身に着けることさ

 

 この記事は「メンタル不調で仕事に行けなくなって」いて「復職に向けたリワークプログラムに参加しようかどうか不安で悩んでいる」そんな人に贈ります。

 

 

0.リワークプログラムについて語る前に。 

「ある日突然、仕事に行けなくなる」まさか自分がと思っている人にも、この状態はいつ訪れるかわかりません。

「自分には起こりえっこない」なんて言いきれないのです。

私もそう思っていました。そんな私が「ある日」を迎えた所、約2年間の長期間にわたり「仕事」にいけませんでした。

最後の切り札は主治医から紹介された「リワークプログラムへの参加」。

 

人生を変えた2か月間の記録をお伝えします。

 

1.リワークプログラム開始まで

2013年の1月~2015年3月まで私は仕事をお休みしていました。

仕事に熱中し燃焼してしまった反動から病気となり、2013年の3月には元妻は子供を連れて実家へ帰り、寂しさと虚しさからふさぎ込んでしまっていました。

 

さらにもっとも良くなかったのは誰の監視もない生活だったことから、「昼夜問わず起きてすぐにアルコール(とくにビール)を摂取し、意識が酩酊してはまた寝る」の繰り返しとなり、外出は近くのコンビニかスーパーへビールを買いにいくときと2週間に1度の通院程度でした。

 

部屋は手が入らずゴミだらけ。蜘蛛は巣を張り。ところどころ吐しゃ物の跡。

見るに堪えないものだったと思います。

 

2014年9月に会社より、半年後に復職のみこみが立たなければ「解雇」する旨、通告を受けます。

時を同じくして、処方箋が現在のパターンに定まりふさぎこんでいた気分が一転。

身体づくりにも興味がわいてトレーニングやサプリメントに気持ちを持っていき元気になり始めていました。

そこで主治医に復職のことを相談してみたところ。

「一度リワークプログラムに参加してはどうか」と提案を受けます。

 

支援を受けた結果としては「自分にとってかけがえのない経験をさせていただいた」ことに感謝でいっぱいですが、最初は「リワーク」という支援プログラムに私は懐疑的であり、自分のことを棚に上げて「メンタル不調で休職しているかたがたとの接触」に不安を持っていました。

 

2.リワークってどんなところ?

リワークとは「リターン(戻る)」「ワーク(仕事へ)」です。

参加するみなさんの最終目的は「復職」です。

 

ともに同じ時を過ごした仲間は年齢も、休職をしたきっかけも、病気の内容も、戻る場所も様々でした。

 

「メンタル不調で休職した」方が集まってと聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。

暗い?静か?いえいえそんなことはありません。

 

意外かもしれませんが、みなさんそれぞれに課題はあるものの元気は良く、コミュニケーションも良好。活気のある雰囲気がありました。

 

それは当然。

 

「復職」を間近にした人が、社会へ戻る直前の準備をしている場所なのですから。

 

1週間ほど通いきったころにはすっかり仲間の輪に打ち解けることができていました。

 

私が通ったプログラムの活動は平日5日間、朝9:30~15:00まで通所し日替わりのプログラムを受けました。

 

ストレスの原因や対処法、職場で起こる問題・課題についてのケーススタディ、ウォーキングや卓球などのレクリエーション、パソコンを使っての入力や計算作業などがありました。

 

私の一番の目的は、①規則正しくメリハリをつけた生活を送ること②作業集中力の回復③コミュニケーションスキルの上達でした。

 

どれも明確な目標を作り、体調不良による欠席をすることなく卒業することができました。

 

【立てた目標】

①朝7時起床23時就寝。3食食べる。休みの日は外出して思いっきり遊ぶ。

②集中力を高めるために、適度な休憩の取り方のコツをつかむ。45分作業15分休憩。

③とにかく積極的に話しかける。チームメイト30人全員と通所中に最低1回は会話できた。

 

3.終わりに

リワーク通所中は、1週間に1回上司へメールで進捗報告し、ひと月に1回産業医面談を実施していただき、1歩1歩復職に向けて進むことができました。

 

よく分かったことは「自分の置かれれている状況と役割を正しく認識する」ことです。

思い込みが激しい(特にネガティブになりがち)だと私は私自身のことを知っています。

ただ、「他人から見て私はこうだろう」と他人の目を気にし過ぎていました。

 

先日、仕事のことでひどく気分を落としてしまったことはありましたが、

それは「日常的に一生懸命に頑張っている仕事のことに対して指摘を受けたこと」が原因であって、人間的に否定されたわけではありません。

ただ、あの時は「これだからお前は」とまるで言われたように錯覚をしてしまいました。

 

まだまだだなと思うことはありますが、一晩寝てしまえばスッキリしてしまえるのですから成長したものです(^▽^)/

 

また機会がありましたら、リワークを受けた頃のお話をしたいと考えています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

怖い!アルコールを2年間断った男が、試しにスーパードライを飲んでみた感想

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「成人であれば許される行為、飲酒」それを2年間断ってから1本500mlのスーパードライを飲むとどうなるかを記録した記事です。

 

まるで刑期を終えた囚人のような感じですが、高倉健さんが主演した名作「幸せの黄色いハンカチ」を観ていない人は観てほしい。

手がガタガタに震えてコップを一気に口に押し付け、浴びる感じで飲み込む感覚のような「ウマさ」があった。それだけだ。

 

【目次】

1.なぜ私は飲酒を2年間やめていたか

2.2年ぶりになぜ私は飲酒をしてみようとしたのか

3.飲んでみての感想

4.まとめ

 

1.なぜ私は飲酒を2年間やめていたか

 

日本では「成人(20歳)を迎えると出来ることが2つあります」。

それは「飲酒」と「喫煙」です。

 

結婚は男性18歳、女性16歳。パチンコや競馬は18歳。選挙は18歳。

犯罪は何歳になってもNGだ。

 

そんな「飲酒」と「喫煙」ですが、咎められる場面があることは事実としてあります。

 

それは「健康」を損なう(損なうどころではなく死亡する危険)時と、「社会的に他人に迷惑をかける」時でしょう。

 

かつての私は大の「自分をいじめるのが好き」な人間で、「不健康」「退廃的」「自暴自棄」「自虐」ネガティブなイメージのあるキーワードを与えられることに「快感」すら覚えるような変態だった。

 

快感と言うよりは「自分がダメな人間であることを認めてもらう」ことが「自分の存在意義を認識する手立て」であったことが愚かしいことと言えます。

 

私は27歳で結婚して、30歳で別居し、33歳で離婚した。

 

今思えば、「家庭を持って平穏に暮らそう」と言うライフスタイルは私にとって望んでいない「異質なもの」だったから当然の結果だと認識しています。

よそでも「飲酒」で家庭崩壊をさせたという話を聞くこともありますが、「卵が先か鶏が先か」のようにしか思えないのです。

 

「家庭生活に不満があり破壊したい」から酒を飲むのか

「酒を飲むから家庭生活が不満に満ち溢れるのか」ということ。

ただこの話は一筋縄ではいかず、妥協点として「お酒は負のスパイラルを生むね。あはは。」となる。

 

これでは、お酒を飲まない人にしてみれば「お酒は悪として排除すべき」。お酒を飲む人にしてみれば「お酒をなんとか正当化できないか」と言う堂々巡りが続く。

 

おっとこんな話がしたいのではありませんでした。

 

私が単純に飲酒をやめていたのは「飲む意味がわからない」からでしかありません。

あとは精神科に通い、2年間アルコールとは飲み合わせの悪い薬を服用していました。

止められているなら仕方ない。「酒のない生活が成り立つように生きよう」それだけでした。

つまり「飲む意味が生まれた」たら「飲む」そんなスタンスです。

そして、その時が今日来た。

 

2.2年ぶりになぜ私は飲酒をしてみようとしたのか

かつては「会社が指定する健康診断の日」または「インフルエンザにかかって寝返りすらうつのもしんどい時」位、酒を飲まない日がなかった日がありました。

 

一口飲んで、「気持ちが悪い。受け付けない。」となっていても「お酒を入れた状態にもっていかないと何もできない」そんな依存の状態もありました。

 

ですが2年も飲まないでいると、スーパーやコンビニ並んでいるお酒の山を見ても「物体がそこに置かれている。以外になんとも思わない」存在になってきます。

 

それでも今日ビール(スーパードライ500ml)を飲もうと思ったのはただ一つの理由。

 

「暑かったから」↓と同じ発想なのか?です。

と、言うのは安直すぎるのでもう少し深堀すると以下の5つの理由がかねてよりあったからです。

 

【お酒を飲んだ理由】

①アルコールと飲み合わせの悪い薬を飲まなくて良くなった

②精神を不安定にさせ、逃げ道をお酒に求めるような生き方・考え方から脱した

③依存と言うレベルを抜けきり「自制」と「欲求」の範囲で制御できると考えた。

 

①~③の下位に進むほど「根拠のない自信」となりそうですが、人を動かすのは最終的には「自分である」と認識しているので、今私が私自身に対して「なんの意味もなさない行為」と判断したものにたいしては判別が出来ると認めることができている。

 

3.飲んでみての感想

2年間飲んでいなかったので、購入の際に押す「私は未成年ではありません」ボタンを指す指は震えそうになった。

もっと前、冷蔵ケースからビールを取り出す時にはドキドキだった。

レジに運ぶ籠の扱いもどことなくぎこちなかった。

 

成人になって初めて「お酒を買う」時の心境と一緒だろう。

だが、これを常態化させてはいけないとも思う。

 

「特別なことをしている」感覚を大切にしていきたい。

 

あとは「社会的承認」のクリアですが、幸い2年間日常生活の中でアルコールを抜くことができたことでなんのトラブルもなくむしろ、これまでよりも「良い仕事が出来ている」と感じているので、「翌日が休み」であったり、ココロ合わせをする「飲み会」でない限りお酒は日常生活に持ち込まないと固く心に決めています。

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか。

「2年間お酒を断った」人間が再び「お酒を口にする」となると「二十歳になった時のような驚き」があります。

ひとつ言っておきたいのは、2年とは大げさですが飲酒が常態化している人はある程度お酒との距離感を保つための努力をした方がいい。

 

お酒があることのありがたみを感じるのは「幸せを嚙みしめるようなイベントがあった時」であって、お酒そのものが自己を高め人生を豊かにしてくれるわけではないのだ。

 

明日7/9は弟が結婚する。「おめでとう!」

次に飲むときは弟の祝い酒だな。

 

mission complete!

 

 

実は飲み過ぎると酔う!?ノンアルコールビールがあった。飲む際のポイント3つ。

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ノンアルコールビールはアルコールの味や雰囲気を楽しみたいという願いをかなえてくれる。

妊娠中の方、ドライバーの方だけでなく、パーティやランチでお酒をちょっと飲みたいなぁ。。。でも健康を意識して飲めない!そんなときありませんか?

 

ノンアルコールビールをはじめとした「炭酸飲料」が各社より発売されています。

小売店でも「ノンアルコール飲料」のコーナーが作られたりと、私たちにぐっと身近な存在となりました。

 

でもまだまだ「ノンアルコールと言っても別物。おいしくないんでしょう?」と懐疑的な人は多いはず。

 

そんな疑問にこたえるため、4月に当ブログでは新発売だった「キリン零ICHI」のレビュー記事を書かせていただきました。

 

www.headsamurai.com

 

キリン零ICHIはノンアルコール市場の中では後発組。

キリンもこれまでノンアルコールビールには参入していましたが、「アサヒのドライゼロ」や「サントリーのオールフリー」と比べると影は薄めの印象。

各社は糖質・プリン体・カロリーなど「ゼロ」にできるものは「ゼロ」とし健康習慣への配慮も示しています。

 

そんな中、キリンの生ビールでおなじみの「生搾り製法」を持ち込み、限りなく「ビール」に近いおいしさを実現した傑作のノンアルコールビールでした。

 

さて、私はお酒を飲まない生活を送っていますが、飲み会や晩酌に、「やっぱりちょっと飲みたいな」という時はノンアルコールビールを飲んでいます。

 

何気なーく今夜も晩酌をしながらニュースサイトを見ていると気になる記事がありました。

 

注意しよう。実はノンアルコールビールには「アルコールを含む」種類が存在した!

www.msn.com

 

 これは気づかなかった!!

ノンアルコールには「まったくアルコールを含まないもの」と「1%未満のアルコールを含むもの」の2種類があると言うのです。

 

アルコール分1%未満の商品は「ノンアルコール」と表記できる[1]。日本の法律では清涼飲料水に分類されているが、ノンアルコールでもアルコール分が含有してるのでお酒に弱い人は酩酊状態になったり、強弱に関係なく量次第で飲酒運転になる可能性もあるので度数と量の確認を心掛ける必要がある[2]

ノンアルコール飲料 - Wikipedia

 

「アルコールを摂取してはいけません」と制約がかかっている時には注意が必要です。

ちなみにお酒の割剤として定番のホッピーが「実は1%のアルコールが入っているノンアルコールビール」の代表で「清涼飲料水」の扱いですがアルコール度数は「0.8%」とのこと!

 

「ホッピーを4本飲めば立派にビールを1本飲んだ分と同じ」と考えた方が良さそうです。 

 

缶のラベルに「0.00%」と書かれているものは限りなく「0」に近いことを明言しているのでドライブ中の休憩などでも安心して飲めることを売りとしています。

しかし、お酒の代用として常用したり一度の大量飲酒は思わぬ危険もはらんでいそうですから注意をしましょう。

 

まとめ~選ぶ際の注意点

いかがだったでしょうか。法律上OKの「ノンアルコール」の表示ですが飲む際には上手な付き合い方が必要という事がわかりました。大人ですもの~。

 

まとめると以下の通りです。

*お酒を止められていて飲んではいけないときは飲まないほうが良い

*控えているけど雰囲気を味わいたいときは「0.00%」と明示されているものを飲むのがおすすめ。

*ノンアルコールビールも「ほどほど」に楽しみましょう。

 

 

今日はもう一杯だけ。キリン零ICHIを飲んでのんびりしまーす。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

「プリンはなぜ3個入りで売ってるの?」素朴な疑問から学ぶマーケティングの基本。

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スーパーマーケットの登場で流通マーケティングは変わった

 私たちの生活に身近なスーパーマーケットで見るマーケティング

スーパーマーケットは高頻度に消費される食料品や日用品などをセルフサービスで短時間に買えるようにした小売店です。

 

名称として“スーパーマーケット”と言う言葉が日本に流入したのは、1952年京阪電気鉄道流通部門(現在の「京阪ザ・ストア」)が大阪の旧京橋駅に展開した店「京阪スーパーマーケット」が最初で、セルフサービスのスーパーマーケット業態が導入されたのは、翌1953年紀ノ国屋東京都港区赤坂青山北町六丁目の神宮前駅至近でオープンした店が日本初である。

スーパーマーケット - Wikipedia

 

昭和の文化が現代でも垣間見れる、「サザエさん」でもあまり見かけなくなりましたが「お買い物をする」には「お肉」「魚」「八百屋」「お米屋」「酒屋」「雑貨屋」服を買うなら「洋品店」、特別なお出かけは「百貨店」と言ったように、かつては「専門店」にお買い物に行く必要がありました。

 

毎日のお母さんのお買物は、「それぞれのお店屋さんを「はしご」して対面で、その日のお買い得品を教えてもらい夕飯の献立を決める」のが日常の風景でした。

 

スーパーマーケットの登場は「一か所でまとめて」「相場で決められた値段を誰でも同じ値段で」買えるという画期的なものでした。

 

「販売店」としてスーパーマーケットが登場すると「これまで口にすることのなかった食品」が生まれ「店頭に並べる商品のパッケージング」にも変化が現れます。

 

テレビ朝日の「意味深」と言う番組で「プリンはなぜ3個入りなの?」というテーマのクイズが出題されていて、「パッケージングされた数設定の意味」について学ぶことができました。

 

諸説あるようですが、この「数の設定」はマーケティングの工夫として面白いなと感じたので以下に要約します。

 

小分けパックの数の秘密を知っていますか?

スーパーマーケットでお買い物をしていると、ばら売り(1人前)ずつで手に入るものもありますが、ほぼ毎日「食べる食卓の定番」といえるものについては「小分けパック」で売られているものがありますね。

 

例えば

3個パックのプリンや焼きそば

4個パックのヨーグルト

と、言った具合です。

 

理由は意外と単純な理由のようです。

実はこれ「消費される家族構成」を意識したものだというのです。

「プリン」や「焼きそば」は発売が開始された1970年当時の平均的な家族構成である「核家族4人(親2人・子2人)」を想定していたようです。

 

「母」と「子ども2人」の3人で「昼食やおやつの団らんに」の画が浮かんできますね。

ちょーっと寂しいですがお父さんは日中お仕事なので不在。と、言うこともあり理にかなっていますね。

 

では、ヨーグルトは?言うとこれは「朝食に」と言う消費シーンを想定して「家族4人で朝一緒に食べる」ことからきているようですね。

 

バラで売るよりも、まとめて買いやすく、大量パックだとお得だけれど家族構成によって配分するのが面倒。「あっちとこっちが多い少ない」は、いつの時代も子どもたちの

「ケンカ」のテーマにもなります。

 

「お家での利便性」=「仲良く、手軽に、みんなで食べる」と言う消費者ニーズに応えることができ、定番として定着したわけですね。

 

外国をみると、身体も日本に比べて大きいですし、大家族も多い。

「たくさん安く買って・大量に使う」が決まり事なので「日本の市場」を捉えた例です。

 

お肉やお魚のパッケージにも意味があった?

さて「ステーキ用のお肉」「お魚の切り身」が1枚・2枚・3枚でわかれている理由も同様に「消費者の使用シーン」を意識しています。

生ものなので、早めに消費するものなのでディスカウントスーパーなどをのぞいて小分けです。

 

このパック詰めについても「意味深」の中で「どのような意図が汲まれているか」意図が説明されていました。

 

「2人家族」は2枚入り

「3人家族」は3枚入り

「4人家族」は2枚入りを2パック

「5人家族」は2枚入りと3枚入りをそれぞれ1パック

「6人家族」は3枚入りを2パック などなど

 

家族構成で組み合あせやすいように工夫を凝らしていたんですね。知らなかった!

 

終わりに

「消費者の買いやすさを」視点とした「パッケージング」の工夫について今回は学びました。

 

スーパーマーケットは、その名の通り「市場(マーケット)」ですから、消費者と製造者の懸け橋となる空間です。

 

小売店は消費者の「欲しい・手に入れたい」の為に品ぞろえを計画し、少しでも安くと仕入れをします。

 

メーカーは消費者の「こんな商品あったらいいな」の実現のために、既存のモノを改善し、既成を組み合わせてイノベーションを起こします。

 

マーケティングをする上で忘れてはいけないと感じたのは「消費者の消費シーン」を想定した「価値の提案」をしなくてはならないということ。

 

消費者ニーズの捉え方について、磨いていきたいと考えています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

「今こそ価格から価値の競争へシフトするべき理由」中卒のバカでもわかるマーケティング

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筆者自身が中卒のバカです。

 

前回関連記事で

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と言う「マーケティング研修」に触発された記事を書きました。

20世紀と21世紀の「マーケティング」の大きな違いは何かに目を向けると、3つの大きな出来事があり「戦略・手法」が変化したと捉えられます。

 

①複数台(もう数えられないくらいの)「コンピューター」を接続した「インターネット」の普及

②テクノロジーの深化により接続するものが「コンピュータ機器」に限られなくなった③スマホ・タブレットなど人のコミュニケーションツールが変わった

 

整理していくと上記の3つ以外にも挙げられるのでしょうが、そうした「デジタル」を活用した戦略・手法の話をする前に「マーケティングの基本」についてお話しておきたい。

 

【テーマ】

・ニーズ、ウォンツ

・マーケティングとは(前回のつづき)

 

ニーズとウォンツの違いがわかりますか?「顧客の満たされない心」をキャッチしよう。

1.ニーズとは

ニーズ(Needs)は「人間が感じる満たされないこと」を指します。「困りごと」とも捉えられます。

例えば「梅雨の蒸し暑い季節で、湿度・温度が高い。快適に過ごせないか」と言うものです。

可視化されておらず、この顧客の「ニーズ」が企業側から見えていないと見当違いな商品・サービスを提供してしまうことになってしまうということです。

 

2.ウォンツとは

ウォンツ(Wants)は「具体的な製品やサービスの欲求」です。

上記でいえば「ダイキンのルームエアコンが欲しい」と言った感じでしょうか。

 

ウォンツは顕在化していることが多く、ニーズは顕在化していないことが多い。ウォンツ(自社製品・サービス)をニーズ(顧客の困りごと解決)にキャッチアップしていないとビジネスは成長しないということです。

 

またキャッチアップしていくにあたり外せないのが「ニーズのレベル感」です。

「梅雨の蒸し暑い季節で、湿度・温度が高い。快適に過ごせないか」の例でいくと、

「けた外れに性能がいい。代わりに高い」または

「どのメーカーよりも安い。でも耐用年数は3シーズン程度」。どちらのニーズなのかが大事です。

 

ウォンツが「ダイキンのルームエアコン」ではなく「冷風扇」で十分。はたまた「除湿器がいい」。もっと言うと「ダイキンでなく海外製の廉価品でもいい」などなど、あるのです。

 

顧客目線と言うものですね。

 

欲しいものがない世の中で起こる不毛な価格競争の果てにあるものは?

「欲しいものがない」という言葉が世の中溢れています。

多くの製品がライフサイクルでいう「成熟期」を迎えています。

 

ちなみにライフサイクルは

「導入期」⇒「成長期」⇒「成熟期」⇒「衰退期」と人間の一生のように誕生から消滅まで時の流れとともに進んでいきます。

導入後爆発的に「成長」⇒すぐ「衰退」するもの、「成熟」が息の長いものさまざまあります。

 

30代くらいの人ならわかるかもしれませんが「たまごっちブーム」と言うのがありました。バンダイが1996年に発売した「たまご型の電子ゲーム機」ですが、小さくてポケットにも入るかわいいデザインと「たまごから孵るキャラクターをお世話する⇒育て方により進化」簡単ながら奥深いゲーム性に小中高生に爆発的に売れました。

デパートもスーパーも個人の玩具店も軒並み「品切れ状態」。入荷日には行列が出来て抽選販売・即完売の異常事態でした。

 

この混乱はメーカー側が予期した普及数に比べて市場(消費者ニーズ)が大きかったために起こったと言われていますが、メーカーが側が慌てて増産しニーズに耐えられる分を用意したところでブームは一気に衰退したと言う事例です。

 

話を戻しますと、食品・衣料品・生活用品・娯楽品とほぼほぼ世の中にあるものは「それ以上の成長(流通の拡大)が見込めなくなり」販売にブレーキがかかってきます。

 

結果どうなるでしょうか?

 

そう「価格競争」の発生です。

流通業は「競争相手より1円よりも安く」とチラシを折り込み、派手な装飾で製品の特性よりも「値段」をアピールしてあの手この手で戦います。

 

消費者の私たちとしても「安く物が買える」と言うのは「うれしい」かもしれませんが、冷静に見つめてみるとどうでしょう。

 

「安いしまとめ買いしておこう」⇒「でも本当にこれってほしいものだったっけ?」

私たちも「ニーズ」を見失ってしまいますし、企業側も「私たちのニーズ」が不透明になると「もっと良い商品を提供しよう!」と言う力が弱まってしまいますよね。

 

結果、競争していた企業の何社かは潰れ、生き残った企業は「もう安く売る必要がない(独占)となり、利益のために価格を釣り上げてしまおう」などと悪循環が生まれるんです。

 

これでは困ってしまいますね。

 

そこで登場するのが「マーケティング」です。

定義としては「利益を出しつつニーズにこたえること」。

 

お客さまには価格相応の価値を提供し、利益を出すためのモノづくり・価格設定・流通方法・販促を行うということです。

 

終わりに

物のない時代も・物があふれる現代も「マーケティング」は問われてきました。

 

現代は「モノ・技術先行」であるように私は感じます。

 

「味がいい・音がいい・美しい」生命維持とはまた別の領域にある「モノ・技術」については特に「消費者の感性に訴えています、良さがあなたにはわかりますよね?」が殺し文句のようで(そうストレートには言ってきませんが)、「違いのわかる自分であること(ありたい願望)」に酔ってしまうんですよね。

 

これからはある意味、催眠・心理トリックのような情緒的ではなく、本質的な「ニーズ」を捉えて信頼を作りファンを増やしていくマーケティング戦略が大切にされる時代がくると信じています。

 

そう変えていきたい。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

「21世紀に取り組むべき2つの戦略」これなら分かる!マーケティングの基礎。

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筆者、中卒のバカです。長い道のりがありましたが、紆余曲折ありマーケティング技術を習得しようとかじりついています。

 

デジタルマーケティングは「デジタル技術」と「マーケティング」の融合。

従来のマーケティングでは実現できなかった事柄をデジタル技術やテクノロジーを駆使して実現しようと試みることです。

 

勉強を始めて2ヶ月目。「まだ何もはじまっていない」に等しいのですが、勉強したことは即アウトプットして自分のものにしていきたいです。

 

情報は使ってなんぼ。暗記は読むだけでなく声に出す、紙に書く、整理して話をすることで定着するはず。

 

今回はデジタルマーケティングの入り口として3つのことを説明します。

【テーマ】

  • デジタル戦略
  • ブランディング戦略
  • ビッグデータの存在

 

 

マーケティングの21世紀的戦略は「デジタル」

そもそも「マーケティング」とは何かというと「お客さまに価値を提供してお金をもらうこと」というと活動です。

 

またデジタルというと「WEB」のイメージが強いかもしれませんが、実際にショッピングをする場所ははECサイト(いわゆるネット通販サイトのAmazon、楽天、Yahoo!など)にシェアが拡大しています。

 

とは言え、都心にはショッピングビルやコンビニ、郊外にはショピングモールなど「リアル」なお買物をする空間は残り続けるでしょう。

 

なぜならば洗剤やティッシュ、ラップ、歯磨き粉など消費されやすい必需品であれば、通販での自動補充発注(消費量に合わせて決まったものが定期的に自宅に届く)で事が済むかもしれません。

 

でも「おいしい」「かっこいい」「おもしろい」など生活のアクセントとして手に入れたいものは「実物を前に一度体験や体感」をしてライフシーンで使っている自分のイメージを掴むことが無いと「話題性があっても買おう」と足を踏み出せませんよね?

 

どんな趣味に使うグッズも、1度は自分の目で見て触って納得して、後は「お財布と相談して、時期を見て買う場所を決めよう」 なんて感じではないでしょうか。

 

「価値」は近年「モノ」だけでなく付随するサービスであったり「コト(体験)」も指すようになっています。

 

「モノ」は簡単・便利・安心して手配できるネットショップで買い、「コト」はリアルショップで「五感」を使って消費するスタイルです。

 

「コト」の消費に関しては、顧客はコーヒーそのものにプレミアム価格を払うのではなく、 スタッフのサービスや心地よい音楽が流れている雰囲気の良い店で過ごす時間など、 コーヒーの味や香りだけではない体験する」と言ったスターバックスの事例があります。

 

インターネットやVRはますます私たちの生活に入り込んできて、ネットもリアルが共存する世界となりました。

VRはまだまだ「バーチャル世界」であるとしっかりとしたボーダーがあるかもしれませんが「コト消費」が進む中で、ボーダーは無くなっていくことでしょう。

 

2020東京オリンピック開催後2022年に私たちは、どこに行ってどのようにグッズを選び、どんな方法で支払いをしているでしょうか?ワクワクしてきます。

 

「 車が空を飛ぶ」遠くない未来。

 

価格競争や自発の販促に労を費やすブランディングなき戦略の危険性

話を変えて、流通小売りの「販促・価格戦略の危険性」についてです。

企業になかなかロイヤルカスタマーが育たない理由を考えてみると、以下の考えが生まれました。

「ブランディングイメージを高める戦略が弱いからではないか?」という仮説です。

例えば「マーケティングをします」「売上を伸ばします」というと、みなさんはどんなアクションに出るでしょうか。

 

「ブランディングイメージが低い」企業の事例でいうとこうではないでしょうか?

「当社の商品は素晴らしい。接客サービスも丁寧です。」と訴え続けます。

企業から消費者へのメッセージの発信として、従来より取られてきた方法で「ベタベタ」。間違った方向ではないかもしれませんが、「お客が何を欲しているか?」の消費者目線が入っていませんよね。

 

それに対して「ブランディングイメージが高い」企業の事例でいうとなると「何もしなくても、勝手に」売れていき、客が途絶える事がありません。

先のスターバックスをイメージしてみて下さい。セール?やりませんよね。cm放映?しませんよね。ブランド力があるのです。

ロイヤルカスタマーに対して「新商品のサンプリング」をする程度であとは店内サインボードやwebページでの販促が主です。

 

またブランディングイメージは「消費をするための最適な場所はここである」と消費者に認知してもらうことでもあります。

「慌ただしい仕事を忘れるならこのカフェ」「新作のアイテムが絶対予約できる家電量販店」「演奏技術を磨くための情報交換が出来る楽器店」などなどなどなど。

 

 「欲求を満たすために出かけるなココ」の消費者行動の中に自分たちをエントリーしてもらうための戦略作りが急務だという事がわかりました。

 

ブランディングイメージが確立され、自然的に第3者からの発信「いいね」が発信される状態がゴールです。

 

ターゲットは誰か?収集しただけの均一データに重みをつけるビックデータの活用

引き続き理解を深めていき改めて紹介したいと考えているのがビッグデータについてです。

ネット通販などのEC(電子商取引)が良い例ですが、「お客さまの求めるものを品ぞろえする」のは当然ですが、「お客が検索をせずとも」それまでの注文履歴を蓄積して関連・類似・系統をレコメンドしてメッセージを送る仕組みができています。

 

「あなたへのおすすめ!」そんなカテゴリー紹介を商品検索画面や、ショップから送られてくる電子メールで見かけたことありますよね?

実はお買物したデータを年齢・性別・住所・購入時期・商品群・価格などの項目で記録し、サービス向上を図っているのです。

 

企業側からすれば「売上アップと顧客との信頼づくり」に、

消費者側からは「話題性のある、自分好みの商品の買い逃し」がなくなる

と、言った効果が期待できるのです。

  

このレコメンド・メッセージ配信を実現する「ビッグデータの活用」はデジタルマーケティングの鍵となるでしょう。

 

これからは老若男女に五月雨(さみだれ)に告知する時代は終わり、「30代製造系会社勤務、2世帯住宅で5人家族、前回来店から一ヶ月がまもなく経過するAさん向け情報」といくつかの項目(キーワード)で組み合わせたターゲットで振り分けて具体的に発信されてくるようになるのです。 

 

終わりに

「未来」は近づいてきているどころか、既にそこにあり「見えていないだけ」かもしれません。

 

従来「人」が自力・時間をかけて取り組まなくてはならなかった仕事も、技術の進歩により「機械が一瞬で終わらせる」ことが出来るようになったもがはたくさんあります。

 

コンピュータが得意な情報蓄積や計算の速さと人間の知恵が融合してきているのです。

 

夢のある未来とのギャップを埋めるのは、自分の力。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。