小さな箱から脱出する方法~直面する無数の限界感を突破する自分の育て方

想いを込めた言葉の力が「人を救う」と信じています。中卒→ニート→転職→鬱で3年休職→現在は大手小売業の管理職。 人生で得た知識とスキルをアウトプットし共有するブログです。

怖い!アルコールを2年間断った男が、試しにスーパードライを飲んでみた感想

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「成人であれば許される行為、飲酒」それを2年間断ってから1本500mlのスーパードライを飲むとどうなるかを記録した記事です。

 

まるで刑期を終えた囚人のような感じですが、高倉健さんが主演した名作「幸せの黄色いハンカチ」を観ていない人は観てほしい。

手がガタガタに震えてコップを一気に口に押し付け、浴びる感じで飲み込む感覚のような「ウマさ」があった。それだけだ。

 

【目次】

1.なぜ私は飲酒を2年間やめていたか

2.2年ぶりになぜ私は飲酒をしてみようとしたのか

3.飲んでみての感想

4.まとめ

 

1.なぜ私は飲酒を2年間やめていたか

 

日本では「成人(20歳)を迎えると出来ることが2つあります」。

それは「飲酒」と「喫煙」です。

 

結婚は男性18歳、女性16歳。パチンコや競馬は18歳。選挙は18歳。

犯罪は何歳になってもNGだ。

 

そんな「飲酒」と「喫煙」ですが、咎められる場面があることは事実としてあります。

 

それは「健康」を損なう(損なうどころではなく死亡する危険)時と、「社会的に他人に迷惑をかける」時でしょう。

 

かつての私は大の「自分をいじめるのが好き」な人間で、「不健康」「退廃的」「自暴自棄」「自虐」ネガティブなイメージのあるキーワードを与えられることに「快感」すら覚えるような変態だった。

 

快感と言うよりは「自分がダメな人間であることを認めてもらう」ことが「自分の存在意義を認識する手立て」であったことが愚かしいことと言えます。

 

私は27歳で結婚して、30歳で別居し、33歳で離婚した。

 

今思えば、「家庭を持って平穏に暮らそう」と言うライフスタイルは私にとって望んでいない「異質なもの」だったから当然の結果だと認識しています。

よそでも「飲酒」で家庭崩壊をさせたという話を聞くこともありますが、「卵が先か鶏が先か」のようにしか思えないのです。

 

「家庭生活に不満があり破壊したい」から酒を飲むのか

「酒を飲むから家庭生活が不満に満ち溢れるのか」ということ。

ただこの話は一筋縄ではいかず、妥協点として「お酒は負のスパイラルを生むね。あはは。」となる。

 

これでは、お酒を飲まない人にしてみれば「お酒は悪として排除すべき」。お酒を飲む人にしてみれば「お酒をなんとか正当化できないか」と言う堂々巡りが続く。

 

おっとこんな話がしたいのではありませんでした。

 

私が単純に飲酒をやめていたのは「飲む意味がわからない」からでしかありません。

あとは精神科に通い、2年間アルコールとは飲み合わせの悪い薬を服用していました。

止められているなら仕方ない。「酒のない生活が成り立つように生きよう」それだけでした。

つまり「飲む意味が生まれた」たら「飲む」そんなスタンスです。

そして、その時が今日来た。

 

2.2年ぶりになぜ私は飲酒をしてみようとしたのか

かつては「会社が指定する健康診断の日」または「インフルエンザにかかって寝返りすらうつのもしんどい時」位、酒を飲まない日がなかった日がありました。

 

一口飲んで、「気持ちが悪い。受け付けない。」となっていても「お酒を入れた状態にもっていかないと何もできない」そんな依存の状態もありました。

 

ですが2年も飲まないでいると、スーパーやコンビニ並んでいるお酒の山を見ても「物体がそこに置かれている。以外になんとも思わない」存在になってきます。

 

それでも今日ビール(スーパードライ500ml)を飲もうと思ったのはただ一つの理由。

 

「暑かったから」↓と同じ発想なのか?です。

と、言うのは安直すぎるのでもう少し深堀すると以下の5つの理由がかねてよりあったからです。

 

【お酒を飲んだ理由】

①アルコールと飲み合わせの悪い薬を飲まなくて良くなった

②精神を不安定にさせ、逃げ道をお酒に求めるような生き方・考え方から脱した

③依存と言うレベルを抜けきり「自制」と「欲求」の範囲で制御できると考えた。

 

①~③の下位に進むほど「根拠のない自信」となりそうですが、人を動かすのは最終的には「自分である」と認識しているので、今私が私自身に対して「なんの意味もなさない行為」と判断したものにたいしては判別が出来ると認めることができている。

 

3.飲んでみての感想

2年間飲んでいなかったので、購入の際に押す「私は未成年ではありません」ボタンを指す指は震えそうになった。

もっと前、冷蔵ケースからビールを取り出す時にはドキドキだった。

レジに運ぶ籠の扱いもどことなくぎこちなかった。

 

成人になって初めて「お酒を買う」時の心境と一緒だろう。

だが、これを常態化させてはいけないとも思う。

 

「特別なことをしている」感覚を大切にしていきたい。

 

あとは「社会的承認」のクリアですが、幸い2年間日常生活の中でアルコールを抜くことができたことでなんのトラブルもなくむしろ、これまでよりも「良い仕事が出来ている」と感じているので、「翌日が休み」であったり、ココロ合わせをする「飲み会」でない限りお酒は日常生活に持ち込まないと固く心に決めています。

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか。

「2年間お酒を断った」人間が再び「お酒を口にする」となると「二十歳になった時のような驚き」があります。

ひとつ言っておきたいのは、2年とは大げさですが飲酒が常態化している人はある程度お酒との距離感を保つための努力をした方がいい。

 

お酒があることのありがたみを感じるのは「幸せを嚙みしめるようなイベントがあった時」であって、お酒そのものが自己を高め人生を豊かにしてくれるわけではないのだ。

 

明日7/9は弟が結婚する。「おめでとう!」

次に飲むときは弟の祝い酒だな。

 

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