小さな箱から脱出する方法~直面する無数の限界感を突破する自分の育て方

想いを込めた言葉の力が「人を救う」と信じています。中卒→ニート→転職→鬱で3年休職→現在は大手小売業の管理職。 人生で得た知識とスキルをアウトプットし共有するブログです。

今「アルコール依存に悩むあなた」に伝えたいこと。

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好きとか嫌いとかじゃなく 生活になくてはならないもの、

その中で人には後ろめたいなと思う事柄を、

私は「依存」と認識しています。

 

7月と8月には社内の組合活動でバーベキューをして盛り上がろう!!と現在サポートをして貰えそうなメンバーを集めて準備を着々と進めているのですが、バーベキューをはじめ社会人の交流の場にはつきものの「お酒」について、私がどう向き合っているか今回はお話しします。

 

依存症の学術的なことや、対策については深堀り出来ませんが、よろしければ最後までお付き合いをお願いします。

 

私はなぜアルコールにはまったのか

 これまでのブログの中でお話ししましたが、10代のころは若気の至りといいますか

 「ヤンチャもどき(本当の不良にはなりきれていなかったかもしれません)」でした。

 

 私は暴力や暴走はありませんでしたが、深夜徘徊やお酒タバコと言ったツールを使って

 悪友とつるんでいました。

 

 私はお酒を「人より飲める」ことを競う楽しさと、「実は内気である自分の解消(飲めば陽気にな れる)になること(勘違い)」の虜となり、実は18歳の時から飲んでいました。

 

いつしか病気で熱でも出ない限り、毎日毎晩350mlで1パック(6缶)程度は身体にアルコールを入れていました。未成年でです。それから32歳まで14年間飲み続けたことになります。

 

そのアルコール生活の中で「依存のきっかけとなった出来事」をピックアップします。

 

①バンド仲間との付き合い…前出の通り「あいつより飲める」とか「飲めると『スゲーな」と言われる」と言った誤った認識です。

②一人暮らしの寂しさ…熱中することがないときは、時間つぶしであり休日は朝から飲んでいました。

③仕事の付き合い…大阪に住んでいた時は仕事終わりに必ず先輩に連れられ深夜まで飲んでいました。

④うつ病発症後…この時期が一番ひどく、「抑うつ」をアルコールで紛らわし、二日酔いと前日の反動でより「うつ」を悪化させてしまっていました。

 

人は「何かの依存」であるときは「依存」であることを認めたがりません。

 

私は「依存」ではなく「好物」としてアルコールを摂取していましたから。

 

アルコールをやめた日

 2015年の3月、友人と飲みに行き私はすっかり上機嫌。

 

 私は、はしごした2軒目で意識をうしなってしまいました。

 

 気づいた時には家の前、服はところどころ破れ汚れていました。

 

 家に入ろうとしたところわかりました。

 

『財布がない』『鍵がない』『完全な二日酔い』であること。

 

 近くの交番に行っても「酔っぱらいの戯言」相手にはされず、深夜のため春先の寒空に身を置くところもありません。

 

とぼとぼと帰りに通ったであろう道を戻ると幸いにも鍵が見つかり、なんとか家に入ることは出来たものの財布は戻ってくることはありませんでした。

 

 気持ちの落ち込みだけでなく、二日酔いによる悪心もあります。

 

一言で「絶望」でした。

 

 翌日、お世話になっている先輩へ人生最初で最後の「無心」をはたらきました。

 

 「理由を聞かず・条件をつけず」先輩は1か月分の生活ができるお金を貸してくれました。

 

 お金は6か月間をかけて返済しましたが、この先輩には一生頭が上がりません。

 

 この日を境に私は「アルコール」を口にしていません。 

 

アルコールは飲まない」その先に

まだわたしは「依存が抜けた」と思っていません。また口にすればはじまりますから。

 

飲まないことは一瞬の積み上げで、続けることが大変です。

 

1日の時間の中の「酔っていた時間」を「素面」でいることを、はじめのうちは不安で仕方なかったのですが、いまは慣れてきています。

 

また、怪訝に思われるかもしれませんが同僚と企画する「会社の飲み会」には毎回必ず参加します。

 

当然ソフトドリンクを飲んでいますが、アルコールを飲んでいる人以上に「楽しく・元気な時間」を過ごしていると思います。

 

アルコールの依存により失うことになったかもしれないものを、私は「失わずにすんだ」のですから。

 

「失わずにすんだもの」それは「私のことを『大切に思ってくれる人』」です。

 

それはこれまでの人生において関係を持てた方だけでなく、未来に出会かもしれない人も含めてです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。