それって本当に苦手?その思い込みをはずしてみませんか 。コミュニケーションについて考えてみたこと。
出会いと別れの繰り返しが「人生」
立ち止まりそうになった時、これまで出会った最高の人たちの顔を思い浮かべよう
【今回のポイント】
★苦手意識が逆転して得意になることもある
★自分の強みを見つけてくれる人と、きっとどこかで出会ってる
★話はまず「聞く」姿勢から
かつての私は自己紹介の際、必ずといっていいほど「コミュニケーション」が苦手ですと言っていました。
手は震え、足ガクガク、スピーチの後などは腹筋崩壊(笑いすぎでじゃないですよ)していました。
理由は単純なことで「コミュニケーション」こと「言葉」を通じた交流は時に「摩擦や軋轢」を生むから怖かったのです。
「いいたいことの言えないこんな世の中は「POISON」」と言う歌がかつてありましたが、
私のケースでは「いいたいことを言うなんてとんでもない」だったのです。
そんな私でもいつの間にか、考え方が変わったのです。
「摩擦や軋轢」を恐れ、口を閉ざしていては「波風断たず心の平穏はある」かもしれません。
しかし、成長はそこでストップし未来が開けてこないと気付いたのです。
今回は社会人になった直後のことを深堀します。よろしければ最後までお付き合いをお願いします。
苦手と思っていたけれど
幼少のころを思い出すと、亡き母はよく言っていました「あんたは良くしゃべる子でね」と。
授業そっちのけで隣の(女の)子に対し「しゃべり倒していた」そうです。
好意があったかどうかは幼いころで覚えがありませんが、幼稚園のお遊戯会では「劇で一番しゃべる役」をやった記憶があります。
そんな私ですが、コミュニケーションを苦手になったきっかけがいくつかあります。
今回は深堀しませんが、①いじめ②失恋③パワハラ 3つの出来事がこれまでにありました。
「自分はこころに感じやすい人間」だったかもしれませんが、結果には原因がつきもので、当時「周りの環境はどうなのたか、相手はどう思っていたか」などを深く考えていなかったのではないかと反省しています。
「私を見て」惣流・アスカ・ラングレー
「僕を見捨てないで」碇シンジ
~新世紀エヴァンゲリオンより~14歳のころの私は本当にこの状態でした。
ですからコミュニケーションにコンプレックスをいだき、自己表現や相手の意思を確認する技術を身に着けられぬまま、身体だけが成長してしまうこととなりました。
人の出会いの奇跡
私の本業は全国チェーンの流通業に勤務している会社員です。
職場はお店の商品管理とシステム機器管理のマネージャ-をしています。
いわゆる「バックグラウンドサービス」です。
入社前の志望動機は「事務職であればよい」でした。
人と話すのが苦手と思っているのですから、営業やお客さまと接するのは「無理」と思っていました。
でも、どうでしょう。社会に出るんですよ。「上司・先輩・同僚」と言った多くの仲間と仕事をしていかなくてはなりません。
「会話ができない」は通用しません。
1年間は職場でも影が薄い幽霊社員、自信を持ってできる仕事も何ひとつありませんでした。
ところが、ある日転機が訪れます。
人事異動で上司が変わり、新しく来た上司は面談の中で私にいました
「男の子なんだから、無茶したっていいんだ」
「俺がケツを拭く、だから思うことをやんなさい」
その人は私の父くらいの年齢です(息子さんも私と同年代)。
本当にかわいがってもらいました。
私の強みはPCスキルと、いざと言うときの発言力(当時は眠っていましたが、かつてのしゃべり魔)であると見込んでくれた上司は、店内の各セクションの人に私を紹介して回ります。
「窓口はこいつにやらせますんで、なにかあったら」※私は当時パート社員でした。
店内でのコミュニティが出来上がったことで、仕事にやりがいが生まれてきます。
いつしか200人いる事業所の8割の人と面識のある状態にまでなりました。
それから3年経つころには、正社員への道もつけていただき現在があります。
人の出会いって すばらしい 感謝しています
【終わりに】
正社員になると転勤はつきもので私も大阪、神奈川、千葉と各地を転々として今は山梨に住んでいます。
役職も肩書は「マネージャー」をさせていただいてます。
「管理室」と言う場所がホームグラウンドなのですが、事務所ともちょっと違いますが
同等のシステムインフラが整っていますので、お店の縦割なく人の出入りがあり
日々、館内のいろんな情報が入ってきます。
「私と話をすることが目的の方」は去り際にだいたいこう言います。
「ここは不定愁訴外来(チームバチスタの田口先生みたい)また来るよ」と。
これからも「誰かにとって話し甲斐のある相手」であることを、私の役割の一つとしていきたいと思います。
まずは話をしっかり聞かないと、きっと相手も私の話を聞いてくれないと思いますから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【おすすめ本】
小説家: 海堂尊(かいどうたける)さんのデビュー作品。いわずと知れた田口・白鳥のデコボココンビによる医療ミステリーです。
本当の医師だから書けるリアリティあふれる医療現場、登場人物のキャラクターは個性的で、「ある作品のわき役だったキャラクターが別作品では主役を張る」と言ったクロスオーバーが楽しめます。
私の目指すところは本作品の主人公「田口公平」です。
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