身近な事例で目標設定について学ぶ~研修で学んだことのまとめ、たぶんその1~
目指すのは「業務遂行」から「事業変革」へのステップアップです。
大いに学ぼう 大いに働こう 大いに笑いながら
最近身の回りのことで「夢だ」と思っていたことが一つひとつ叶っていたりします。
ひとつは「先週受験した面接試験におかげさまで合格した」こと、もうひとつは「グーグルアドセンスの広告掲載に伴うウェブサイト承認がされた」ことです。
なぜ「夢が叶った」のか、ひとつ言い切れることは「挑戦したから」なのですが、「挑戦」は100%の成果をもたらす訳ではありません。
「雨乞いが100%雨をもたらすことが出来るのは、雨が降るまで天に向かって雨を乞うからだ」と言う話もありますが。
さて、先日貴重な機会をいただき「課題設定力」を高めるためのセミナーに参加してきました。
「ロジカルシンキング?」と思いきや「課題解決のフレームワーク」の中で「課題」を「設定」する力を身に着けることにスポットをあてたものでした。
課題ってなに?
1 与える、または、与えられる題目や主題。「論文の課題」「課題図書」2 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。「公害対策は今日の大きな課題である」「緊急課題」
あまり「問題」と「課題」の違いについてわかりやすく説明されている文献はありませんんが、
「問題」は「起こっていること(事象)が見えている」段階で、「課題」は「解決の為にアプローチが決まり取り組むことが明確となっている」段階でしょうか。
問題のワンステップ上が課題。そう私は捉えています。
企てる~目標の構造~
怪しい組織?秘密結社?いえいえ計画を立てることです。
課題が見えれば、解決の計画を立てられます。
ところがつまづきやすいのが「手法・手段」を計画することに熱中するあまり、「そもそもどんな課題を解決するんだったっけ?」と言うのを見失いがちであるということです。
例えば解決すべきテーマが「ぎくしゃくしている夫婦関係の改善」だったとします。そんな時、目標を「妻と海外旅行に行く」としてしまう人が多いということです。
これではいけないのです。
しかし、なぜ目標を「妻と海外旅行に行く」ではいけないのでしょうか?
答えは「海外旅行に行った」と言う既成事実が出来れば「目標達成」になってしまうからです。
つまり、「何事もなく帰国」しても「喧嘩して離婚することになった」としても「目標達成」になってしまうからです。
本当にしたかったのはなんでしょうか?
ゴールイメージは「新婚時代に戻ったように仲良しになる」と言った姿ではないでしょうか。
と、言うことで「妻を海外旅行に連れていく」は目標ではなく手法であり、「仲良しになる」には「物でつる」「出会った思い出の場所に行く」でもいいのです。
さらに言えば計画実行後の「妻の反応や態度」が評価基準と言えるわけです。
整理すると
①目的「夫婦関係の改善」
②目標「新婚時代のように仲良しになる」
③手段「妻を海外旅行へ連れていく」コストダウンも可能
④評価基準「帰国後の妻の反応や態度」
⑤納期「夏まで」
こういう考え方であれば、仕事でも目標設定もうまくできるようになりそうです!!身近なところで訓練していきます。
終わりに
今回は学んできたフレームワークのうち1つだけを紹介しました。
仕事をしていると「ついついもぐらたたきのように出てくるものを次々と潰す」ことに時間を費やしがちです。
私たち労働者の賃金は「会社から認められる仕事を達成したことに対するもの」です。
「スキルを持っている」「その時間そこにいてくれる」に対するものでは間違ってもないのです。
私はまだまだ所属する会社が抱える課題をすべて知っているわけではありませんが、認識している「課題(特に私の関与を期待されているもの)」についてはマスト。
プラス自分が楽しめたり成長できたりできる要素を味付けして仕事をしていこうと心に決めました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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あ、そこまで難しいことは。。。ないかな。
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